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シンポジウム後に夜景見物
シンポジウムのあとに、会場のスカイビルから見た夜景、とてもきれい。


またクリスマスな雰囲気も。


| もろもろ::日記 | 11:36 PM | comments (0) | trackback (x) |
障害者と社会をつなぐシンポジウム
今週は障害者週間ということで、「障害者と社会をつなぐシンポジウム」に行ってきました。

最初は案内を見ても行こうと思わなかったのですが、仕事の都合上ついでに行くことになりましたが、これが行って大正解。とてもとても深く深く考える内容満載でした。

4名のパネリスト。そしてコーディネータ。
大阪府の役人さん、株式会社ダックス四国の且田さん、社会福祉法人一麦会の柏木さん、そして毎日新聞の論評委員の方がパネリストでした。

衝撃的な内容は、株式会社ダックス四国の且田社長さんの話。

この会社は特例子会社で、就労継続支援A型事業所。重度の知的障がいの人たちを中心に40人近く、会社全体では300人近く雇用しているということ。

すべて最低賃金以上で正社員として雇用しており、トライアル雇用も実習もせずに、面接をしてOKだったら即正規雇用で、ほぼ例外なく半年程度で仕事ができるようになるということ。

精神障がいの人も段階的にということではなく、いきなり週40時間からで、幻聴や幻覚がありながらも、働けるんだったら働く、駄目だったら休むということをしているということ。

徹底的にオンザジョブトレーニングだと言っておられました。

この内容は少し私に衝撃を与えました。

次の柏木さんは、いろいろな特性の人に合わせて、仕事を創出していき、地域循環型の職場作りを行って、それぞれの個性に合わせた働き方を創出しているということで、まあ今までの私の理解しているところのやり方だったのですが、且田さんの話は仕事は変えずに、とことんその仕事内容に合わせて働けるようにするということでした。

もっといろいろな衝撃的な発言もありました。
「障害は個性ではない。障害は障害でそのまんま」
「知的の人にはお前はバカなんだという、知的障害なんだからみんなの中にはいると、バカなんだ、それをそれなりに努力するんだ。(そうすると努力してくる)」
「できないところは他の人に任せればいいんだ、できるところを頑張るんだ」
「みんな一緒の社員で同僚なんだ、そのなかにちょっとバカな同僚がきたなーと思うんだ」
と、一つ一つの発言を聞くとものすごく過激な発言もあるのですが、一つ一つの発言がとてもよく理解できるし、そしてその裏にとても素晴らしい工夫と社風があるんだろうなというのが伝わってきます。

離職がほとんどない、みんなスキップしながら会社に来る。というのを聞いて、それが本当にすごくて素晴らしいことだなというのが理解できます。

私は「仕事に人を合わせるんではなく、人に仕事を合わせるべきなんだ」というのを考え少しづつ実践できるようにしていこうかとも思っていた時期だったのですが、少し中小企業の企業人としては行き詰まりを感じていました。農業も試し、いろいろな施設を回り、いろいろなビジネスも考え、多種多様な動き方が出来るようにと、いろいろな準備もしていたし、いろいろと考えていました。

しかし、企業人としての「仕事の大切さ」というのをどうしても無碍にすることが出来ずに悶々と考えていたこともありました。福祉のほうからみれば、人に合わせた支援をするというのが本筋なんでしょうが、企業人としては仕事に合わせた支援(同僚として一緒に働こうとする努力)をするほうが、やはりしっくり来ます。

今ある仕事の中で、どれだけ同僚として一緒に働こうとする努力をすることが出来るのか?それが我々企業人として、働く人たちのための考え方なのではないかと考えて、長い長いジレンマの中の出口がほんの少し見えたような、そんな気がしたとても有意義なシンポジウムでした。

| もろもろ::障がいをもつ人 | 11:12 PM | comments (0) | trackback (x) |

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