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たっくんの運動会

今日はたっくん(次男)の運動会だった。たっくんは自閉症で今は6歳、保育園にいっている。
たっくんがおかしいな?と思ったのは2歳半ぐらいのとき。上2人の子供とは何かが違う。変だな?と思っていろいろ調べてみた。ネットでいろいろ調べると自閉症ではないだろうか?となんとなく思った。そこで守口市の保健所に相談して半年ぐらい様子を見た。でもやはりなんだかおかしいということで、わかすぎ園という知的障害児の通園施設にいくことになった。その間に関西医大で診断してもらうと、やはり「自閉症」ということだった。正直私たちは結果がでた時ほっとした。「やっぱりそうだったんだ!」、それじゃー自分たちが出来ることがなんとか見え出したなと思った。私は起業したころから在宅勤務で障害者雇用とかいっていたが、あまり障害者の実情というのがわからなかった。たっくんが自閉症と聞いて、うちの家族に自閉症という障害者の診断をうける子供が出来て、この「偶然」は、私にもっと勉強せいよといわれた「必然」なのかと考えるようになった。実際それからは障害者について、またその周りの人間についていろいろわかってきた。
わかすぎ園は知的障害児の通園施設なので、知的障害児についての知識、またその教育に関してはいろいろな工夫をされていて、子供2人ぐらいに付き、先生方が1人ぐらいいる。そこで社会にどんどん慣れていくようになった。今年の4月からは小学校に上がる前に一般の保育園に入っている。もっと社会に慣れるようにとなればと思っていた。一般の保育園とはいえ、そのままでは当然一般の保育園児と同じ扱いではなく、たっくんには児童生徒支援加配の教員が必要な時につく感じになっている。
保育園に入るときには本当に大丈夫か、ものすごく心配したしどうなるのか本当に不安だった。でもお友達がすぐに出来たり、子供同士で面倒を見てくれたり、子供って思ったよりしっかりしているなー。大人がびくびくしすぎなのかなーと。
この7月には「夏祭り」があり、校庭で園児が踊りなどを披露していた。でもたっくんは立ったまま動かなかった。「練習ではできていたのにねー」と先生が言っていたが、大人がいっぱい来ていつもと違う雰囲気にのまれていたようで、固まった笑顔で動かなかった。私たちは仕方ないなー、まあこんなもんかなーと。どんまいどんまいって感じだった。
だから正直今日の運動会も7月であれだったから、同じなんだろうな。また固まってしまうのかなと思っていた。ところが、今日のたっくんは生き生きしていた。
開会の時、あれ?他の園児とあんまり変わらないなー、かなりやる気のない園児として見ようと思えば見れるなー。すごいなー。と思っていた。走るのも当然べっただっだけど、にこにこしながらゆっくりゴールした。こりゃー他の人が見てもあんまりわからんのちやうかなーと思ったぐらいやった。
さあ、演技、太鼓のバチをもってリズムにあわせて一人一人が太鼓をたたく、たっくんの番がきた。ちゃんとリズムにあわせて笑顔で叩いている。そんなたっくんを見ているうちに涙があふれてきた。こぼすまいと必死だった。その後の踊りもちゃんと踊っている、踊っている途中で撮っているビデオのバッテリーが切れたが、それも「必然」か。自分の目でしっかりと演技している姿をみて焼き付けた。ビデオ撮っているお父さんの群れに混じって一人涙をこらえている私がいた。別のところで見ていた嫁さんも「わかすぎ園」で知り合ったお母さんたちと一緒に涙を流していたようだった。
普通の運動会、普通の演技、そんな中にこれほどの感動があるとは多分周りの人は想像しがたいだろう。しかし私たちはたっくんにいろいろ教えてもらった。世の中にはいろいろな人もいるということ、普通に生活できるというのはどれぐらい感動的なことなのか?悩みや苦しみも多い分小さいことでも感動できる、そんなことをたっくんを通じて教えてもらった。
普通の保育園の運動会、こんな感動が待っているとは思わなかった。

| 家族::子供 | 06:15 PM | comments (2) | trackback (x) |
難しい言葉ですねー。思わず調べちゃいました。

確かに一冊ぐらいの本は書けそうですが、私達夫婦はポジティブ思考なんで、嫁さん曰く「重く受け取らないでねー」って言ってました。
(たっくんがいたから「心のなかの幸福のバケツ」は私の中では、結構実感でした)

石垣さんもいつも大変そうなことをすらっと謙虚に言われるので、この言葉、実践されているんでしょうね。

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
| okugaku | EMAIL | URL | 2005/10/08 10:53 PM |

夏祭りでたっくんの立ちすくむ姿、運動会で笑顔でリズムをとりながら太鼓に一生懸命向き合う姿、私の涙はなぜでしょう、、、

奥脇さんご夫婦と知り合えて本当に良かったです。

私の好きな言葉があります。

「君観よ双眼の色、語らざれば憂い無きに似たり。」

今後もお付き合いよろしくお願いします。
| 石垣直紀 | EMAIL | URL | 2005/10/08 06:59 PM |











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