11.07 (Mon) 2005 第16回経営まるかじりくらぶオフ会 今日は経営まるかじりくらぶのオフ会を行った。じっくりとオフ会をするのは8月以来となる。 今日は特にテーマを決めていなかったので、勉強会というより雑談会という形になった。でも今日も本当にいい勉強になりました。 今日とても印象深かったのがNYCJapanさんの石垣さんの話し。 新規店舗を計画中ということで悩みが絶えない石垣さん、お金の問題いろいろな問題がある中でやっぱり一番の悩みは人の話し。中小企業はいつも人のことでの課題が多い。 新規店舗のことで現店舗が留守がちになるので、あるスタッフに店長代理のような役目をしてもらっているということでした。そのスタッフの方も独立を目指しているということで、勉強をかねて丁度いいと思っておられたようでしたが、どうもしっくりいかないようでした。 よくよく話しを聞いてみると「職人」としてずっと仕事してきたので、いきなり店長といってもなかなか戸惑っているのでは？と思いました。 私も技術者を14年、そのうちの最後の5年程は独立を目指して考えられる限りいろいろな準備をしてきました。でも実際に独立すると想定外なことばかりで大変だった。 それは視点が全く変わるから。 技術者として会社員を14年。その時はお金、営業、スタッフ、顧客などの回りのことは「会社員」としての視点でしかとらえられなかった。独立して事業者としてお金、営業、スタッフ、顧客のことを見たとき全く視点が変わった。 本当にあほな事だが、なにが一番ショックだったかというと、一人になったということがショックだった。 会社員のころは聞きたいこと、やること、評価、全ていろいろな人がからんでいた。それが独立した途端、誰からも助言されない、誰からも評価されない、誰からもやることを指図されないし止められない。全て自分のみの判断で動かないといけない。極端な話し一日なんにもしなくても誰からも怒られない。そんなことはわかっていたが、実際に体験してみるとすごいショックな出来事だった。それから1,2年は本当に休み無く寝る時間以外全て仕事って感じで仕事してた。それだけしないとどうしても不安だった。 そんなことを考えると、本当に今そんな機会をもらっている、そのスタッフがうらやましい。 石垣さんの話しを聞いていると、心底そのスタッフのことを考えて機会をつくったのだろう。でも視点は事業者としての視点にはならないのでしっくりこないんだろうなー。いきなりそれをって感じもちょっとしんどいかもしれませんが・・・ 会社員の気持ちで店長代理なんかしてたら本当に仕事増えてだるいだけだろうが、独立をめざしているんなら「この店のことはしばらく私に任せて新規店舗に注力してください」なんてしたら、仮想的に独立の勉強が出来るようなもんだから本当にいい勉強になるだろうし、独立したときのショックなんかも疑似体験できるだろうな。 そのスタッフが心底うらやましい。またこの経験を生かしてよい人生をと、私もそうだが石垣さんはもっとそう思っているだろう。 いーな。 author : 奥脇学 | 経営ぽい？::同友会関係 | 11:47 PM | comments (2) | trackback (x) |

comment 本当に孤独だって社長するまでわかりませんもんねー。 | okugaku | EMAIL | URL | 2005/11/09 02:11 AM | 社長は　孤独ですよね。しかってもらえないんですもの。 だからこそ「まるかじり」みたいな会って　大切ですよね。 | 光代 | EMAIL | URL | 2005/11/09 01:42 AM | name: email: URL: comments: Cookieに登録